小論文テーマネタ「ワークライフバランス」についてのありがちな解答例についてです。働き方改革などで頻繁に目をするようになった「ワークライフバランス」。今回は、ワークライフバランスにより虐待児童も減るのではないかという論文のありがちな例をみてみましょう。
ワークライフバランスの解答例
私が考える虐待児を減らすための取り組みを大きく分けて2つある。第一に婦人科を中心とした子育て相談の制度を充実させること。第二に家庭内のコミュニケーションを促進するために残業時間の制限や企業が仕事の効率化に取り組むことである。
虐待が起こる原因として、親が子どもをどう育てればよいのか分からず子どもに暴力振るったり、罵声を浴びせたりすることにより子どもをしつけることが挙げられる。この場合は地方自治体や産婦人科が中心となり、子どもを産んで子育て悩む前に相談できることを整備し、広めていくことで親のストレスや疑問を解決できるのではないかと考える。また、産婦人科と協力することで専門知識を基に相談できる点から親も安心して相談できるだろう。
第2の解決方法の取り組みは家庭内のコミュニケーションを促進するために、残業時間の制限や仕事の効率化である。私はドイツに留学しドイツ人家族とともに約1年間生活した。そこ、私は日本とドイツの家族のともに過ごす時間の差を目の当たりにした。ドイツは有給制度などが充実していることから、どの家庭も家族と共に過ごす時間が日本より長いと考える。日本企業らが仕事に対する取り組み方を変えることで家族のことを考える時間も増えるだろう。そのためには企業側が残業時間を把握し、科労働を防いだり、仕事の効率化に取り組んだりすることでワークライフバランスを重要視していくべきである。
虐待件数が過去最多になることは子どもの社会に対するSOSと同時に子供を持つ親にとってもあるメッセージではないだろうか。子供を育てやすい環境にしていくには、社会の理解が必要不可欠である。他人事と思うのではなく社会の児童虐待に対する意識が変われば、自らも子育てしやすい社会になっていくだろう。
ワークライフバランスの考察
虐待が起こる原因として、親が子どもをどう育てればよいのか分からず子どもに暴力振るったり、罵声を浴びせたりすることにより子どもをしつけることが挙げられる。
→少し浅はかな見解です。わからないと暴力や罵声というのは因果が成立していませんね。人はわからないと、そうするでしょうか。虐待が起こる原因は、母親自体が、幼少のころ、虐待された経験があり、それが連鎖しているという要因が大きいというデータもあります。
地方自治体や産婦人科に任せるという意見は、多くの受験生が記述しますが、国や民間施設に頼ることが最初でしょうか?
→まずは、そこに住む地域の人たちが支える仕組みづくりなど自分たちでできることはないだろうかという視点も大事です。
ワークライフバランスが昨今、謳われています。それもきっと、大事なのでしょうが、こうあるべきというより、人それぞれの多様な生き方を尊重できる風潮が大事なのだと思います。
子供を持つ親にとってもあるメッセージではないだろうか。→あるメッセージとは?
6W1Hの視点が大事。昔はどうだったのだろうか。昔から問題にされていたのだろうか。その視点があるとよかったですね。
以上が、大学入試小論文テーマ「ワークライフバランス」についてのありがちな解答例となります。
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