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大学入試小論文「群馬県立県民健康科学大学(平成30年度)解答例」自分についてのイメージ

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大学入試小論文「群馬県立県民健康科学大学(平成30年度)解答例」です。群馬県立県民健康科学大学看護学部看護学科平成30年度推薦入学試験の一部改題です。

【問題(一部改題)】
日本を含む7カ国の満13歳から満29歳までの男女を対象にした「自分についてのイメージ」に関する内閣府の意識調査結果の一部です。調査の質問は、「“自分の考えをはっきり相手に伝える”ことについて、あなた自身にどのくらいあてはまりますか。選択肢『そう思う』『どちらかといえばそう思う』『どちらかといえばそう思わない』『そう思わない』の中からあてはまるものを1つ選んでください。」というものです。この結果も踏まえて、あなたの体験をふまえて“自分の考えをはっきり相手に伝える”ことに対する自身の課題を500字以内で述べなさい。

【内閣府の意識調査結果(資料の特徴)】
図より、日本と6カ国を比較すると、日本で、そう思うと回答した人は49%であるが、6カ国ではそう思うと回答した人は60%以上であり、特にアメリカ、フランスは80%を超えていることがわかる。
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群馬県立県民健康科学大学(平成30年度)解答例

私が考える「自分の考えをはっきり相手に伝える」ことに対する自身の課題は、クラスで消極的な人も自分の意見や気持ちを言いやすい場を作ることである。

私は小中高と中央委員をしていたことがあり、クラスをまとめてきた。中央委員の仕事の一環としてクラスの決め事や学校行事での出し物を決めることがあった。その中、積極的に自分の考えをはっきり言える子と、発表が苦手で自分の考えを言えない子がいた。自分の考えを言える子は1人でも関わらず、口々に意見を述べている。一方、消極的な子はクラスの決め事にすら参加することなくただただ1人で本を読んでいた。この子はただ単にクラスの決め事が何でもいいのかなと思っていた。

私は直接聞いてみようと思い話しかけに行った。すると、その子は「人見知りで自分の考えは持っていたけれど、相手に伝えることが苦手」と言っていた。見た目は関心がないように見えていたが、いざ話を聞いてみると、本当は自分相手に伝えたいんだと思った。

私はこの課題について、自分の考えを相手に言いやすい環境を作ることが必要だと思う。

群馬県立県民健康科学大学(平成30年度)解答例の講評(抜粋)

合格には程遠い内容です。今後、練習を重ねて、合格圏に達するように頑張っていきましょう。

改善点はまずは3点

【1】言葉の表現
まずは、言葉尻、言い回しなどに稚拙なところがあるので、今後は強く意識して記述してみましょう。同じ言葉や意味では、違う表現がないかって考えることが大切です。その際には、できるだけ熟語などを使ったり、余分な言葉を省略したりしてできるたけ文を引き締めましょう。

(原文×)クラスで消極的な人も自分の意見や気持ちを言いやすい場を作ることである。
(修正案)学級をまとめる者として、全員の級友が意見を発言しやすい環境を整備することである。

【2】文章の構成と流れの確認
論文の流れを確認し、段落やアイデアのつながりが明確であるかを確認してください。読者(採点官)が論文全体を追いやすいような構成になっているかどうかを検討しましょう。

(例)
(主張)“自分の考えをはっきり相手に伝える”ことに対する自身の課題は、~である。
(体験談)~といったことがあった。
(解決策)~とするという指摘を受けたことから、今では~いった対策を行っている。
(まとめ)自分の考えをはっきり相手に伝えることで、~になる。よって、私自身の課題克服のため~したい。

【3】具体的な解決策やアプローチを提案する
課題を明確に示した後、それに対する具体的な解決策や改善策を提案することが望ましいです。今回の解答例の原文からすると、例えば、クラス内でのディスカッションの促進、グループワークの導入、または発言しやすい雰囲気づくりについてのアイデアを述べると良いでしょう。

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