江戸時代の政治改革
5代将軍綱吉の政治
- 朱子学を官学として、湯島に聖堂を建立。
- 生類憐みの令…病気の生類を捨てることを禁じ、食料のために魚、鳥、亀、貝を売ることを禁止。
- 貨幣改鋳…低品位で大量発行。しかし、低品位貨幣では同額面では売りたくないため物価が上昇。
正徳の治
儒学者の新井白石の政治の政治で、典型的な文治政治です。
- 朝鮮通信使の待遇簡素化
- 閑院宮家の創設
- 高品位貨幣の発行…物価の安定
- 1715年正徳新令…長崎貿易での金銀流出防止
などを行う。
享保の改革
享保の改革は、紀州藩出身の8代将軍徳川吉宗が30年にわたって取り組んだ改革です。
- 倹約令…倹約の徹底。木綿しか着ない。
- 上げ米の制…大名に対し、1万石あたり100石の米上納命じる。
- 新田開発…商品作物栽培奨励
- 足高の制…下級からの人材登用可
- 公事方御定書編集…公正迅速な裁判のための法令集
- 米価調節
- 目安箱設置
- 幕府財政難の一時的緩和しましたが、農民の貧富差拡大。
田沼意次の政治
殖産興業を中心とする重商主義的政策を積極的に展開した。
- 株仲間の奨励
- 幕府専売制
- 貿易振興…長崎貿易で銅、俵物(海産物)の輸出、金銀輸入。
寛政の改革
白河藩主松平定信が老中となり11代将軍を補佐として江戸の治安問題や外国勢力に対応するためのの改革を寛政の改革という。
- 帰農令…都市流入民の帰村奨励
- 囲米、義倉・社倉の設置…凶作に備え米貯蔵
- 棄捐令…6年以上前の借金帳消し
- 寛政異学の禁…朱子学振興で体制再建図る
天保の改革
水野忠邦が推し進めた改革
- 倹約令…贅沢な菓子、雛人形などの禁止、衣服、髪飾りの制限。
- 風俗の統制
- 人返しの法…天保の大飢饉で都市に流れ込んだ農民を農村に帰そうというもの
- 物価引下げ令
- 株仲間解散…商品を独占し、値を吊り上げていると判断したため
- 上知令…江戸・大坂周辺の幕府直轄にし、経済・軍事的に幕権を強化。しかしながらうまくいかず、水野忠邦は罷免。
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