今回は、医学部・看護学部など、医歯薬系の学部の人のための小論文の記事です。医学系を志望する人は、ほとんどの大学で小論文、面接が課されるわけですが、将来、命に関わる仕事に就く人も多いことから、その業界に関する知識はもちろんですが、倫理観をも問われる非常に難易度の高い課題・テーマが多いですね。
医学部・看護学部でよく出題される小論文テーマ
- コンビニ受信問題…休日や夜間に緊急性のない軽症患者が病院の救急外来を自己都合で受診する行為
- 先端医療…AIやゲーマーの活用の是非
- 医療技術の功罪
- 病名告知の問題
- 医者不足の問題
- インフォームドコンセント
- QOL
- 感染症(ジカ熱、エボラ出血熱など)
- 現代医学の課題
- 医学と倫理
- 地域医療
- 臓器移植
- iPS細胞
- 再生医療
- 喫煙・分煙
- チーム医療
- エイズ
- ゲノム編集
- 遺伝子組み換え
- 移民医師・介護士
- 尊厳死・安楽死
- 医療の専門化(患者のたらい回し)
- デザインベイビー
ゲノム編集と遺伝子組み換えの違い
- 遺伝子…人間と鳥のそれぞれを形作り、その形を維持し続けていられるのは、それぞれの設計図を体の中に持っているためであり、その設計図を遺伝子と言います。
- DNA…人間は約三万種類ある様々な部位別の遺伝子(設計図)の情報を、一本の鎖で保存していますが、その鎖の遺伝子情報をDNAと言います。
- 染色体…DNAは染色体というものに巻き付いて細胞の中に存在しているのですが、人間の染色体は46本あり、この46本の染色体が一つの細胞の中に存在しています。
- ゲノム…すべての遺伝子情報(つまりはDNA)と染色体を含むすべての情報のことを言います。
ゲノム編集
特定の遺伝子を指定してその遺伝子の情報をピンポイントに操作できます。
遺伝子組換え
特定の遺伝子を指定したいが、ピンポイントに遺伝子を組み込めません。
特定の遺伝子を指定してその遺伝子の情報をピンポイントに操作できます。
遺伝子組換え
特定の遺伝子を指定したいが、ピンポイントに遺伝子を組み込めません。
つまり、ピンポイントに編集できるか否かの違いです。
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